LIKE A ROLLING BALL

とある学生の活動日記

アズールレーンの成功のカギとは

どうも、先日のテラバトル2の記事を投稿して結構閲覧数が増えたことをいい気に、便乗してほかのタイトルの考察記事を書けばみんなに読んでもらえるっしょ!

 

なんて思ってる(BALL)でございます。(先日の記事に関しては☟をクリックしてください)

ballc489.hatenablog.com

 

というわけで、今回は今Twitterなどで大人気のアズールレーンについて、個人的な考察を交えながらなぜ人気になったのか紐解いていき、そこから学ぶべき点を挙げていきたいと思います。

 

なお、前回の記事は長いうえに「続きを読む」を使用していなかったため、ブログ全体が見にくくなってしまいましたので、今回は使わせていただきます。

 

読了時間はおおよそ5分程度ですので、よろしければ広告したの「続きを読む」ボタンをクリックしていただけると幸いです。

 

 

 

 

 

というわけで、早速本題に入りましょう。

 

 

 

1. そもそもアズールレーンとは何ぞや?

人気と言えどまだごく一部ですので、知らない方向けに簡単な説明をしますと、

アズールレーンとは、株式会社Yostarが手掛ける「擬人化艦船 少女×シューティングRPG」。スマートフォン向けのタイトルで、砕いて言えば、可愛い女の子になった史実上の船を操作し、敵を倒すシューティングゲーム。悪く聞こえてしまうかもしれないが、要は艦これにもう少し戦闘の要素を濃くした感じだ。元々中国のタイトルで、そちらの日本向け移植版と言った感じだろうか。

 

株式会社Yostar自体は、他に「異世界からのノノ」というタイトルしか手掛けておらず、世間的な知名度はあまり高くない印象。本作も完全オリジナルのため、はっきり言って人気は然程出ないだろうし、ましてや艦これのヒット以降、日中問わず艦船の美少女擬人化タイトルは絶えずリリースされては廃れて行く様を見てきた身として、「これも大して知られずに終わるんだろうなあ・・・」などと思っていたらなんとびっくり、大ヒットである。

 

AppStoreのレビューも総じて高評価。何ということだ。

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(2017/10/07 14:30撮影)

 

というわけで、何故こんなにもヒットしたのかを、次の章から解説していく。

 

2. 全てが艦これと比較されるという強み

いきなりぶっちゃけてしまうが、艦船擬人化ゲームとして圧倒的な力を持つのが「艦隊これくしょん」。DMMより2013年サービス開始以来、今もなお根強く人気を博しているブラウザゲームで、何と言っても「ダメージを負うと服が破ける」「倒されると二度と帰ってくることはない」「指定した資材の量に応じて確率でキャラが手に入る」という革新的なシステムを取り入れた事が強い。建造システムに関しては、「刀剣乱舞」「妖怪百姫たん!」など、様々なタイトルに導入されたくらい革新的であった。

 

で、その人気タイトルと同じジャンルのゲームをリリースしたため、全ての面において艦これと比較されてしまうのである。しかし、これこそが本当の強みなのである

と言うのも、正直な話、艦これというゲームはキャラクター性による二次創作の発展と特殊なシステムの功績が強く、昨今のゲームにおいてはなかなかに残念な点が多い。

そこを見事に上回る出来で対抗したアズールレーンは、SNS上などを中心に「おい艦これよりもすごいぞ!」と一気に話題になるのである。

 

それでは艦これを上回る点なども含めて続けていこう。

 

 

3. 戦闘が良い

3.1 基本的な戦闘システムが単純明快でありながら、面白い

何と言っても戦闘が楽しいのだ。はっきり言ってソーシャルゲーム全体として見ると、大したゲームシステムではなく、むしろ動作も少ないから退屈と感じる人さえもいるかもしれない。しかし、艦船擬人化ゲー = 艦これという式が出上がったこの世界においては、独自のゲームシステムというだけで大きく映えるのである。

ただ決してつまらないわけでは無く、キャラを操作して敵の砲撃を避けつつ砲撃や魚雷、戦闘機を飛ばし、敵を倒す戦闘はなかなかに楽しく、戦闘も後半になると敵味方問わずわちゃわちゃとした弾幕の応酬がクセになる。

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程よいスクショがなかなか上手に撮れないくらいには、わちゃわちゃとしており、そのお祭り感と戦いの緊迫感という紙一重の感情が、プレイヤーの心を高ぶらせる。

また、艦これであれば大きな被弾をした際、つい「あああー!!!なんで被弾しちゃうんだよバカヤロー!」なんて思いながら泣く泣く撤退、なんてこともあるだろうが、本作では適正レベルであれば、あとは己のプレイヤースキルにかかっているので、全て自分の責任にできるのだ。決して彼女たちを責めることなく、楽しめるのだ。

 

3.2 スキルシステムが面白い

ソーシャルゲームにおいて欠かせない定番の機能の一つ「スキル」。

各キャラごとに何らかの特殊な力を持ち、その効果を考えて編成を組むというのは最早周知の事実である。このアズールレーンにも搭載されている。

しかし、このシステムが面白いというのは「編成を色々と考えさせられる」だけではない。

そもそもこの手のゲームと言うのは、ある意味二次創作あってこその本作である。みんながワイワイ創作活動をするからゲームも繁栄するし、繁栄するからより二次創作も捗るわけで。

そういう意味では、「〇〇陣営のステータス上昇」など、特定の艦船に影響を及ぼすスキルなどは、二次創作において本当に美味しい材料なのである。艦これユーザーならわかるだろうが、これだけでもう最高なのである。これがオタクなのである。

 

 

 

3.3 キャラが良い

このゲーム、しっかりとキャラが立っているのである。

勿論艦これが立っていないというわけではないが、本作にはストーリーがあり、至る所で様々な艦船同士のやり取りを見ることが出来る。公式がしっかりと枠組みを立てているので、それだけで十分面白いのだ(先ほどの二次創作ありきみたいな発言を気にしてはいけない)。

私には語彙と言うものがない典型的なオタクなので、上手く説明できないのだが、とても良いのだ。可愛いし、可愛いし、えっち。それを公式が用意しちゃうってなんだよ・・・水着スキン売るってなんだよ商売上手かよ・・・。

 

3.4 入渠がない!

多くの提督の悩みの一つであった、戦闘で傷を負った子の修復作業「入渠」。

序盤のうちは数分で終わる為良いのだが、しっかりとレベルの上がったキャラだと、余裕で数時間、多いと1日を超える場合もある。当然そんなの待っていられないので、一瞬にして終わらせるアイテムを利用するのだが、とは言えゲームのテンポは悪くなってしまう。

しかしアズールレーンにはその入渠システムはなく、どれだけ傷ついても再度戦闘をやり直せば一瞬で元通りである。

ソーシャルゲームにおいては当然のシステムなのだが、リアル寄りにデザインした艦これと比較されると、それだけで「凄い!」という扱いを受ける。本当に強い。

 

4. リリースタイミングの良さ

正直今回の記事はここを書きたいがために書いたようなものである。

本作がリリースされたのは2017年9月14日。

そしてiOS11の利用開始日が2017年9月20日。

そしてiOS11には新たに「画面録画機能」が搭載された。

そう。見事に「画面録画機能を利用して本作のプレイ画面をTwitterに投稿してみよう」というユーザーにヒットしたのである。

 

本作のような艦船擬人化ゲームは過去に何度もリリースされ、少しは注目も浴びたけれども殆ど伸びず終わる始末であった。が、本作は何と言っても戦闘の楽しさがある。

その楽しさを簡単に伝えられることが何よりの強みであった。

 

だがそれだけではない。そもそもプレイ動画を載せたツイートなんてものは投稿してもあまり見られないで終わる可能性の方が高い。しかし、多くの人間がフォローしている「絵描き」にヒットしたというのが圧倒的な宣伝力であった。

絵描きがアズールレーンの存在を知り、始めると、気になったキャラの絵をTwitter上に投稿する。たちまちファンの人は存在を認知した上、リツイートで更なる宣伝になる。

また、絵描き同士はそこそこの繋がりがあるため、誰かが初めて話題になれば、「私も始めようかな」と、たちまち鼠算式にユーザーが増えるのだ。

決して絵が上手でない人だって、「流行りものを描けば少しは話題になるかも」と便乗する人もいるかもしれない。

そういった、現代における特殊な宣伝効果が、かなり強い効果をもたらしていると私は推測する。

 

 

 

ざっくりと足早に書かせてもらったが、それ以外にも良い点はたくさんあるし、まだまだ改善の余地のある点もそれなりにある。(レベリングとか面倒だし他のソシャゲ同様に強化素材とか欲しいです)

しかし、完全新規プロジェクトで、更に既存の大きなタイトルに立ち向かうその姿勢と功績の納め方、そしてリリースタイミングの良さなど、様々な要因を含め、立派に成功していると言ってよいだろう。

これからの動向と活躍が楽しみである。

 

それでは今回はこの辺で。

 

ではでは。